巻き爪の手術(フェノール法)について

フェノール法とは

フェノール法とは爪の両端の食い込んでいる爪を除去しフェノールという薬品で、

爪を作る部分(爪母)に塗ることにより食い込んだ爪が生えないようにする手術法です。

結果、爪の幅は狭くなります。

 

まれに当院に来られる患者さんでこのフェノール法をされたという方が来られますが、

幅が狭くなっても、巻いておられます。

(左)フェノール法をした爪

(右)フェノール法をしていない爪

左右見比べて分かると思いますが、左の方が狭くなっています。

左がフェノール法をした爪になりますが、狭くなっても巻いてきてしまっていますね。

 

巻き爪は両端だけが巻くのではなく爪全体が巻きますから、端を切っても切っていないところが巻くので、このような爪になります。

巻いてきてしまうので、それにより痛みが起こり、当院に来られる方も結構います。

ですので、あまりこの手術法はお勧めできません。

 

しかし、オーバーサイズネイルの方はこの手術法も検討されてもよいかと思います。

オーバーサイズネイルとは爪の幅が他の人よりも、大きい爪です。

少し分かりづらいかもしれませんが、化膿しているところの更に奥に爪が伸びていて

写真で見るより大きい爪をしていました。

 

このように爪の幅が大きくそれにより化膿や炎症を繰り返している方は、医師と相談してからになりますが、この手術も検討されても良いかと思います、